当クリニックで行っている予防接種
当クリニックでは、呼吸器専門クリニックとして感染症の重症化予防と健康維持 のために各種ワクチンを行っています。
予防接種は、個人を守るだけでなく、社会全体で流行を抑える「集団免疫」の形成にもつながります。
練馬区助成などに関しては、各ワクチンの箇所に貼付しております。
練馬区ホームページもご参照ください。
本ページは2026年度(令和8年度)の練馬区の助成内容に対応しています(2026年9月更新)。
インフルエンザワクチン(注射)は、melmoの「インフルエンザワクチン接種」専用枠からご予約ください。フルミスト®および他のワクチンはお電話(03-3867-8141)でご予約ください。フルミスト®は、在庫がございましたら、お電話をいただいたその日のうちに接種を受けていただくことも可能です。
予防接種のキャンセルについてのお願い
ワクチンは、ご予約に合わせて必要な数を確保・準備しています。数に限りがあるため、ご連絡のないキャンセルがあると、接種を希望されるほかの方にお回しできなくなります。また、ワクチンによっては、一度使い始めると決められた時間内に使い切る必要があり、使えなかった分は廃棄しなければならないこともあります。
ご都合が悪くなった場合や、発熱などで接種を見合わせる場合は、わかり次第ご連絡ください。WEB予約の方は予約ページ(melmo)の予約詳細から、お電話でご予約の方(フルミスト®など)はお電話(03-3867-8141)でキャンセルできます。
ご連絡のないキャンセルが続く場合などは、今後の予約をお受けできないようにさせていただくことがあります。詳しくは「ご予約の変更・キャンセルについて」をご覧ください。
インフルエンザワクチン
ご高齢者など:高齢者等を対象とした季節性インフルエンザ予防接種費用の一部助成について
○ 種類(当院で対応可能なワクチン)
- 注射型:不活化ワクチン(3価 A/H1N1・A/H3N2・B。2026/27シーズンは3株すべて前シーズンから変更)。接種はmelmoの「インフルエンザワクチン接種」専用枠からご予約ください
- 点鼻型:生ワクチン(フルミスト®:2歳以上18歳までが対象)
○ 対象
生後6か月以上で接種可。特に高齢者・基礎疾患のある方・小児に推奨。
○ 助成と料金(2026年度)
練馬区の定期接種・助成の対象となる方と、当院の窓口でお支払いいただく額は、下の「インフルエンザ予防接種の料金(2026年度・税込・1回あたり)」をご覧ください。
○ 当院での接種開始日:2026年10月2日(金)。新型コロナワクチンとの同日接種が可能です。
フルミスト®の特徴と有効性
- 注射ではなく、鼻腔にスプレー投与する生ワクチン。1回の接種で終了する。
- 針を使わないため小児や注射恐怖の方に適する。
- 海外では小児での発症予防効果を調べた報告があります。注射型との効果の比較は報告によって結果が異なります。どちらが合うかは診察時にご相談ください。
- 数に限りがありますので、ご希望の方はクリニックへご連絡ください。
有効性(インフルエンザワクチン全体)
- 高齢者:入院・死亡リスク低下が確立。
- 小児:集団での流行抑制・家庭内感染の減少に寄与。
関連記事:今からでもインフルエンザワクチンは遅くない、という話はこちら
関連記事:東京都のインフルエンザ流行状況と今年流行している株の特徴はこちら
インフルエンザ予防接種の料金(2026年度・税込・1回あたり)
接種期間:2026年10月1日(木)〜2027年1月31日(日)(練馬区の助成・定期接種の期間)
当院の休診日(木曜日・日曜日・祝日)と、2026年10月3日(土)の臨時休診日は接種できません。当院での接種開始日は2026年10月2日(金)、最終日は2027年1月30日(土)です。年末年始の休診日は、決まり次第、このページでお知らせします。
| 対象となる方 | 窓口でお支払いいただく額 | |
|---|---|---|
| 1 | 練馬区に住民登録があり、接種日に65歳以上の方(練馬区の定期接種。64歳の方は65歳の誕生日の前日から対象) | 2,500円 |
| 2 | 練馬区に住民登録があり、接種日に60歳〜64歳で、心臓・腎臓・呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害により、身体障害者手帳1級程度の障害がある方(練馬区の定期接種。「1級程度」は練馬区の案内どおりの表記) | 2,500円 |
| 3 | 1または2に当てはまり、生活保護を受給中の方 | 0円 |
| 4 | 1または2に当てはまり、中国残留邦人等支援給付(制度の正式名称)を受給中の方 | 0円 |
| 5 | 練馬区に住民登録があり、平成20年4月2日以後に生まれた生後6か月以上の方の注射(練馬区の助成) | 1,300円(当院の料金3,300円から練馬区の助成2,000円を差し引いた額) |
| 6 | 練馬区に住民登録があり、平成20年4月2日以後に生まれた2歳以上の方の点鼻ワクチン「フルミスト®」(練馬区の助成。電話予約) | 4,500円(当院の料金8,500円から練馬区の助成4,000円を差し引いた額) |
| 7 | 5または6に当てはまり、生活保護を受給中の方 | 0円 |
| 8 | 1〜7のいずれにも当てはまらない方の注射(年齢・住民登録地を問いません) | 3,300円 |
| 9 | 1〜7のいずれにも当てはまらない、2歳以上19歳未満の方の「フルミスト®」(電話予約) | 8,500円 |
接種の回数
- 1・2・3・4:1回です。
- 5:接種日に生後6か月〜12歳の方は2回まで、13歳以上の方は1回です。1回目の接種日に12歳であれば、2回目の接種日に13歳になっていても2回目まで練馬区の助成の対象です。2回接種する場合は、1回目からおよそ2〜4週間の間隔をあけます。
- 2回目の注射は、1回目から14日以上あけてください(14日未満だと練馬区の助成の対象になりません)。
- 6:1回です。
- 5・6・7の練馬区の助成は、注射とフルミスト®のうち、どちらか一方だけです。
お持ちいただくもの・ご注意
- 1〜4の方は、窓口で予診票に記載された自己負担額をお支払いいただきます。
- 接種日に13歳以上16歳未満の方が保護者と一緒に来院しない場合は、保護者が署名した同意書が必要です。16歳以上の方は、ご本人の署名で接種できます。保護者以外の方が付き添う場合は、保護者の委任状が必要です。
- 予診票の住所が、現在の住民登録の住所と同じかを確認します。接種日より前に練馬区から転出した方は、練馬区の定期接種・助成の対象になりません。
- 1〜7は、練馬区が発行した予診票が必要です。5・6・7の方は母子健康手帳もお持ちください。
- 7の方で、予診票に「全額助成」の記載がない場合は、福祉事務所が発行する「保護証明書」を接種のたびにお持ちください(2回目の接種でも必要です)。
- 練馬区以外の東京都22区・武蔵野市・西東京市に住民登録があり、1または2と同じ年齢・障害の条件に当てはまる方は、住民登録のある区・市が発行した予診票で当院で接種できます。お支払いいただく額は、それぞれの区・市が定める額です。
- 5・6・7の練馬区の助成は、練馬区に住民登録がある方だけが対象です。練馬区以外に住民登録がある平成20年4月2日以後に生まれた方は、8または9の料金になります。住民登録のある区市町村の助成制度は、その区市町村にお問い合わせください。
- 2026年9月30日以前・2027年2月1日以降の接種、または予診票をお持ちでない場合は、練馬区の定期接種・助成の対象になりません。8または9の料金になります。
- 予防接種は健康保険の対象外(自費)です。
- 接種当日に37.5℃以上の発熱がある方は接種できません。
主な副反応(厚生労働省の案内と、ワクチンの添付文書による)
- 注射:接種した場所の赤み・はれ・痛み(接種した方の10〜20%。通常2〜3日で消えます)。発熱・頭痛・寒気・だるさ(接種した方の5〜10%。通常2〜3日で消えます)。まれに、ショック、アナフィラキシー様症状が起こることがあります。
- フルミスト®:鼻づまり・鼻水(接種した方の59.2%)。せき、のどの痛み、頭痛(それぞれ接種した方の10%以上)。まれに、ショック、アナフィラキシー(じんましん・呼吸困難・血管性浮腫)が起こることがあります。
予約・お問い合わせ
- 注射はmelmoの「インフルエンザワクチン接種」専用枠からご予約ください。
- フルミスト®は電話で予約してください。在庫がございましたら、お電話をいただいたその日のうちに接種を受けていただくことも可能です。
- 電話:03-3867-8141
今シーズンの流行状況、ワクチン株、よくある質問は、ブログ「2026-27年シーズンのインフルエンザワクチン」で詳しくご紹介しています。
新型コロナワクチン
○ 種類(当院で対応可能なワクチン)
- mRNAワクチン(ファイザー:コミナティ®)
- 組換えタンパクワクチン(武田薬品:ヌバキソビッド®)
○ 対象
65歳以上、または60〜64歳で重い心臓・腎臓・呼吸器障害のある方は定期接種対象(秋〜冬に年1回)。その他は任意接種。
○ 助成(2026年度)
練馬区の定期接種(接種期間 2026年10月1日〜2027年3月31日、1回)は区の助成あり。予診票はインフルエンザの予診票と同封で区から郵送されます。対象外の方は任意接種(自費)でも接種できます。ご予約はお電話で。インフルエンザワクチンとの同日接種が可能です。
ヌバキソビッド®の特徴と有効性
- mRNAワクチンではなく組換えタンパクワクチン。保存安定性が高く、接種後の副反応(発熱や倦怠感など)が比較的軽度と報告。
- 臨床試験では、発症予防効果約90%を示し、特に従来株に対して有効性を確認。重症化予防効果も高い。
- mRNAワクチンにアレルギーや副反応で不安がある方にも選択肢となります。
新型コロナワクチンに関するエビデンス
- 接種により 重症化や死亡リスクが有意に低下。
- 日本感染症学会、日本呼吸器学会、日本ワクチン学会の3学会は、高齢者や基礎疾患のある方への新型コロナワクチン定期接種を「強く推奨する」との共同見解を発表しています。
帯状疱疹ワクチン
○ 種類
- 生ワクチン(ビケン水痘ワクチン):50歳以上、1回接種
- 不活化ワクチン(シングリックス®):50歳以上(18歳以上のハイリスク例含む)、2回(2か月間隔)
○ 助成
接種日現在、練馬区に住民登録があり、過去に公費助成を受けて帯状疱疹ワクチンを接種したことがなく、以下のいずれかに該当する方
令和8年度中に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方
令和8年度中に65歳になる方
接種日時点に60歳~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害で障害者手帳1級程度の障害がある方(身体障害者手帳等証明ができるものが必要)
(以上、練馬区ホームページから抜粋)
○ 有効性
シングリックス®は 90%以上の高い予防効果 を持ち、帯状疱疹後神経痛(PHN)も有意に減少。
肺炎球菌ワクチン
○ 種類
- 20価結合型ワクチン(PCV20:プレベナー20®)
○ 対象
接種日現在、練馬区に住民登録があり、過去に1度も区や他自治体の助成制度を利用して肺炎球菌ワクチンの接種を受けたことがない方
- 65歳の方
- 60歳以上65歳未満で心臓・腎臓・呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害で身体障害者手帳1級程度の障害がある方(身体障害者手帳等証明できるものが必要です。)
注意1:年度末の年齢ではなく、接種日現在の年齢となります。なお、1.の方は65歳の誕生日の前日から、2.の方は60歳の誕生日の前日から接種が受けられます。
注意2:予診票が届いた場合でも、過去に区や他自治体の助成制度を利用して肺炎球菌ワクチンの接種を受けたことがある方は定期接種の対象外となります。
注意3:脾臓を摘出した方は、肺炎球菌ワクチン接種に健康保険が適用されます。接種を受ける前にかかりつけ医にご相談ください。(以上、練馬区ホームページから抜粋)
○ 助成
練馬区で定期接種対象は助成あり(免除制度あり)。ご予約はお電話で。
○ 有効性
市中肺炎の2〜3割を占める肺炎球菌による 重症肺炎・菌血症の発症を有意に減少。
HPVワクチン(子宮頸がん予防)
練馬区:子宮頸がん(HPV感染症)予防
令和8年4月1日から、使用するワクチンが9価HPVワクチン(シルガード9)のみになりました。
高校1年生相当の女性の方は、定期接種として接種が受けられる最終年度にあたります。公費による接種を希望する方は、3月末までに接種を完了することをご検討ください。
1回目の接種を15歳になってから受ける場合、3回の接種を完了するには、9月までに初回の接種が必要です。
1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合は、2回で接種が完了します(練馬区ホームページより抜粋)。
- 9価(シルガード9®:HPV6・11・16・18・31・33・45・52・58型)
○ 対象
接種日現在、練馬区に住民登録があり、小学6年生(12歳となる日の属する年度の4月1日)から高校1年生相当(16歳となる日の属する年度の3月31日)までの女性。
○ 有効性
接種により HPV感染予防効果95%以上。接種率の高い国では子宮頸がん発症が大幅に減少。
HPVワクチン(男性)
男性に対するHPVワクチンについて
HPV(ヒトパピローマウイルス)は、性交渉などを通じて感染する非常に一般的なウイルスです。
女性の子宮頸がんとの関連で知られていますが、男性でも
- 中咽頭がん(のどのがん)
- 肛門がん
- 陰茎がん
- 尖圭コンジローマ
などの原因となることが知られています。
近年は、男性に対するHPVワクチン接種の重要性も国内外で注目されています。
対象者
練馬区に住民登録がある
- 小学校6年生〜高校1年生相当の男性
(年度により変更される場合があります)
男性へのHPVワクチン接種が重要な理由
HPVワクチンには、
- HPV感染予防
- HPV関連疾患予防
- パートナーへの感染予防
といった意義があります。
特に近年は、喫煙歴のない方にもみられるHPV関連中咽頭がんが世界的に増加しており、男性接種の重要性が注目されています。
当院で使用するワクチン
当院では、9価HPVワクチン「シルガード9®」を使用しています。
シルガード9®は、複数のHPV型に対応しているワクチンで、現在日本でも広く使用されています。
接種スケジュール(シルガード9®)
15歳未満で接種開始
合計2回接種
- 1回目
- 2回目:6〜12か月後
15歳以上で接種開始
合計3回接種
- 1回目
- 2回目:2か月後
- 3回目:6か月後
練馬区の助成について(2026年度)
練馬区では、男性に対するHPVワクチン任意接種費用助成が行われています。
自己負担について
助成対象者は、公費助成により自己負担なく接種可能です。
※対象条件・接種回数などは変更される場合があります。最新情報は練馬区HPをご確認ください。
任意接種を受ける方法
接種を希望される場合は、
- 対象年齢・接種歴を確認
- 申請予診票の発行を申請 (こちらから)
- 接種当日は本人確認書類等を持参
となります。
当院でも練馬区男性HPVワクチン助成に対応しています。
副反応について
主な副反応として、
- 接種部位の痛み
- 腫れ
- 発熱
- 頭痛
などがあります。
- HPV感染率低下
- 尖圭コンジローマ減少
- HPV関連病変減少
が海外の大規模調査では上記が報告されています。
また、WHOやCDCでも男性へのHPVワクチン接種が推奨されています。
Giuliano AR, et al.
Efficacy of Quadrivalent HPV Vaccine against HPV Infection and Disease in Males.
N Engl J Med. 2011.
WHO Position Paper on HPV Vaccines. 2022.
CDC Human Papillomavirus Vaccination Recommendations.
日本脳炎ワクチン
○ 種類
不活化ワクチン(エンセバック®・ジェービックV®)
○ 対象
定期接種:生後6か月〜7歳半未満(1期)、9〜12歳(2期)。成人も任意接種可。
○ 有効性
90%以上の発症予防効果。発症時は死亡・後遺症率が高いため予防が極めて重要。
DTワクチン(二種混合:ジフテリア・破傷風)
○ 種類
不活化トキソイドワクチン
○ 対象
小学校6年生(定期接種、公費)。成人は破傷風トキソイドを10年ごとに追加推奨。
○ 有効性
ジフテリア・破傷風はまれですが発症すると重篤化率が高く、予防接種による抗体維持が必須。
MRワクチン(麻しん・風しん混合)
練馬区:MR(麻しん風しん混合)
○ 種類
生ワクチン(麻しん+風しん混合)
○ 対象
定期接種:1歳(1期)、小学校入学前1年間(2期)。成人は抗体がなければ任意接種推奨。
○ 有効性
95%以上の予防効果。風しんは妊婦感染で先天性風しん症候群のリスクあり。成人男性の抗体確認・接種も推奨。
ムンプスワクチン(おたふくかぜ)
練馬区:おたふくかぜ
○ 種類
生ワクチン(単独)
○ 対象
任意接種。1歳以上に推奨。小児科学会は 2回接種(1歳・年長時) を推奨。
○ 有効性
発症予防効果70〜90%。髄膜炎・難聴などの合併症リスクを大幅に減少。
当クリニックの姿勢
当クリニックは呼吸器疾患の重症化を防ぐ観点から、ワクチンの接種を重視しています。
さらに、帯状疱疹やHPVなど全身に関わる疾患を予防するワクチン、小児期に大切なワクチンも一部に対応しています。
喫煙や基礎疾患がある方は感染症で重症化しやすいため、予防接種と早期診断・治療の両面でサポートいたします。
上記以外のワクチンを当院で接種ご希望の方は電話で当院までお問い合わせください。
LINE公式アカウントで、WEB予約ページ・診療時間・アクセスをすぐに確認できます。
臨時休診などのお知らせをお送りすることもあります。※LINEでは、予約の受付・変更、個別の症状のご相談には対応していません。LINE公式アカウントのご案内