- 2026年6月10日
麻しん(はしか)にご注意ください
麻しん(はしか)にご注意ください

麻しん(はしか)にご注意ください
厚生労働省が麻しん(はしか)について注意喚起を行っています。麻しんは感染力が非常に強く、最初はかぜのような症状でも、その後に高熱と発しんが出てくることが特徴です。海外での流行に伴い、国内でも輸入例や関連する報告がみられており、改めて注意が必要です。
麻しんで特に注意したい症状
発熱や鼻水だけでは、一般的なかぜとの区別はつきません。厚生労働省が案内している中で特に重要なのは、症状の組み合わせと経過です。
- 発熱、せき、鼻水、目の充血など、かぜのような症状で始まる
- 2〜3日熱が続く
- その後、39度以上の高熱になる
- あわせて発しんが出てくる
「かぜのような症状のあと、高熱が続き、その後に発しんが出る」という流れは、麻しんを疑う重要なサインです。
受診するときの大切なお願い
厚生労働省の啓発資料では、麻しんを疑う症状がある場合、外出を控え、受診する際には事前に医療機関へ電話し、なるべく公共交通機関の利用を避けるよう呼びかけています。
- 受診前に、まず医療機関へ電話する
- 外出はできるだけ控える
- 電車・バスなど公共交通機関の利用はなるべく避ける
- 受診方法や移動方法は、電話時に医療機関の案内を確認する
特に確認したい方
- 1歳のお子さま
- 就学前1年間にあるお子さま
- 妊娠を予定している方
- 乳幼児と同居しているご家族
- 海外渡航を予定している方
- 海外から帰国して2週間程度の方
- ワクチン接種歴が不明な方
- 麻しん含有ワクチンを2回受けたか確認できない方
10〜40代の方は特に接種歴の確認を
厚生労働省の2026年4月更新ポスターでは、今回の流行の中心である10〜40代の方は特にワクチン接種を検討してくださいと案内されています。
なぜ年代によって注意が必要なのか
厚生労働省Q&Aでは、2000年4月2日以降に生まれた方は、定期接種として2回の麻しん含有ワクチンを受ける機会があります。一方で、2000年4月1日以前に生まれた方は、定期接種として1回しか機会がなかった、または定期接種の機会がなかった場合があります。
そのため、現在の大人世代では、制度上2回接種の機会がそろっていない方が含まれます。特に接種歴がはっきりしない場合は、母子手帳や接種記録を確認することが大切です。
- 10〜40代は、今回の流行の中心として特に注意が必要です
- 2000年4月1日以前生まれの方は、制度上2回接種の機会がそろっていない場合があります
- 接種歴が分からない方は、母子手帳や記録の確認をおすすめします
ワクチンでの予防が重要です
厚生労働省によると、手洗いやマスクだけで麻しんを十分に予防することはできません。最も有効な予防法は、麻しん含有ワクチンの接種です。2回接種により、発症予防や重症化予防、周囲への感染拡大リスク低下が期待されます。
海外渡航の前後にも注意してください
厚生労働省の2026年3月更新資料では、世界各地で麻しんの報告がみられるとして、渡航前に接種歴を確認するよう案内しています。また、海外から帰国した方には、帰国後2週間程度は健康状態に注意するよう呼びかけています。
同資料では、麻しん報告数上位10の国々として、イエメン、インドネシア、インド、パキスタン、アンゴラ、ラオス人民民主共和国、メキシコ、ナイジェリア、アフガニスタン、モンゴルが示されています。
まとめ
麻しんで特に注意したいのは、かぜのような症状のあとに、39度以上の高熱と発しんが出ることです。症状がある場合は、外出を控え、受診前に必ず医療機関へ電話し、公共交通機関の利用はなるべく避けてください。
また、10〜40代は今回の流行の中心として注意が呼びかけられており、2000年4月1日以前生まれの方では制度上2回接種の機会がそろっていない場合があります。接種歴が不明な方は、母子手帳や接種記録を確認し、必要に応じて医療機関へご相談ください。
※本記事は、厚生労働省公表資料に基づく一般的な情報提供です。個別の症状や接種の要否については、医師にご相談ください。